風船と張り子のランプシェード制作

張り子で作った手作りランプシェードの画像

2023年11月のアトリエ画室で作ったランプシェード制作を紹介します。ちょっとした作り方なども載せています。

使った素材

  • 風船 (色は関係なし)
  • 半紙 (習字用でいいです)
  • 色半紙などの飾り
  • 100均でよく見かけるタッチ式ライト
100均タッチライト
  • 多めのボンドと少し大き目の筆
  • 水やボンドを入れる容器 (紙コップ等)

事前準備

①半紙は貼りやすいサイズに切っておく。

風船張り子を用いたランプシェードの画像

②色半紙も使いやすいサイズに切っておくと、いざ張り子をするときに便利。

バラバラに切った色半紙の画像

制作の様子

①まず風船を膨らませます。

 大きめに作ると後で大変なので、バレーボールくらいかそれより小さいくらいがいい。

小さめに膨らませたピンク色の風船

②張り子をしていきます。

 張り子は赤べこなどで使われる、紙を貼り重ねていく作り方のことです。

 切った半紙を紙コップにいれた水でひたし、風船の結び目から上3cm程度を残して全体に貼り付ける。

張り子を作る過程で半紙を貼り付けられている風船の画像

 ※画像では根本まで貼っていますが、ここはのちに切る部分なのでそこまで必要ないです。

 水はあとで風船を取り除くときに楽になりますが、必須ではありません。③の要領で最初から貼っていっても問題なし。

③水溶きボンド(約ボンド1:水2の割合)張り子をする

 ボンドを筆で風船に塗りながら、同じように全部で3層分半紙を貼り付ける。

 2層だけでも形にはなりますが、強度面がかなり心配な感じです。子供はみな扱いがパワフルなので今回の制作では3層にしています。

風船に張り子をしている画像

④飾り付けをする。

 色半紙を好きな場所に貼り付ける。半紙2層からの飾り付けでも作れます。

 アトリエでは普通紙にコピーした絵を切って貼ったり、色テープや糸なども使いました。普通紙は貼りすぎると、外にライトの光が通らなくなってしまいます。

張り子の風船に飾り付けをする画像

⑤風船を付けたままで1日ほど乾燥。

 完全に乾くと結構な硬さになる。

⑥風船の空気を抜いて、張り子から取り除く。※結び目の根本に2mmくらいの穴を開ければ割れません。

⑦張り子の底をタッチ式ライトの大きさに切る。

 結び目を中心に8等分する間隔で切って、内側に折り曲げ、貼り付けると切り口が頑丈になります。

 中心がズレるとランプシェードも傾くので気を付ける。

張り子の風船を作っている子供の画像

⑧ライトの上に乗せて完成!

 底の切り口を大きめにして、ライト全体を覆える状態にするとズレ落ちることもありません。

注意点

風船の口はきつく結ぶ

 ゆるいと乾く前にしぼんで、そのまま固まってしまう。

ボンドが濃すぎると乾燥時にピンと張らない。

半紙1層の部分はできるだけ残さないようにする。

 2層でもギリギリなので1層だと風船を取ったときに破れたり、ひしゃげたりしてしまう。

くしゃくしゃになって固ってしまった張り子について。

 乾燥状態で一度風船を取り除き、新たに少しキツめの風船を中で膨らませる。くしゃってしまった部分を、水を付けた筆で柔らかくしていく。完全に綺麗には直らないが、上から修正が効くようになる。

完成写真

 子供たちの手作りランプシェードです。

暗闇で光らせると、また一層おしゃれな雰囲気がですね!

おしゃれな張り子のランプシェードの画像