
今日は2025年5月のアトリエ画室で作った「はなはなぱー」の紙工作の作り方をご紹介します。
1.花になる部分 2.持ち手 3.ひっぱる部分 の3つの部品で構成されてます。
あじさい、桜、バラなどのお花をモチーフにしてもキレイですし、持ち手などを黒にして花火のようにバーン!と開いて遊ぶのも楽しそうですね。
準備する素材
- だいたいで 24cm × 24cm の染め紙 (同じ大きさのおしゃれな包装紙や色半紙、折り紙でもいいです)
*アトリエでは前の画室で「染め紙制作」を行っているので、それを使っています。
- 100均の色画用紙 25cm × 17.5cm (持ち手とひっぱる部分の色になります。厚みが少し薄めのものです。サイズが結構大事なので、色は好みで構いませんが、同じものがいいかと思います)

- A4サイズ程度の白の画用紙
- 両面テープ
- クラフトテープ (紙素材の小さなテープです。見栄えを気にしなければセロテープでも可)
- ビニールテープなどの厚みのあるテープ (表に見える部分になるので、色はお好みで)
- のり
事前準備
①持ち手にしたい色の色画用紙と、A4の白の画用紙をのりで重ねてしっかり貼り付け、厚みをつけておく。はみ出る部分の白い画用紙はいらないので切る。
この工程を省いて、最初から厚目の色画用紙でも作れますが、同じ大きさだと少し強度が弱くなります。子供の遊び具合も考えて強度を保ちたい場合、後に出てくる持ち手に用いる色画用紙のサイズを変える必要が出てくると思います。
②のりで貼り付けた色画用紙の長い方(25cm)を半分にする形で折って切る。
17cm × 12.5cmが2枚出来上がりますが、ひとつ分は1枚で足ります。
③ひっぱる部分に使いたい色を選び、その色画用紙を②と同じように長い方を半分にして切る。
これもひとつ分は1枚です。
制作過程
①紙をじゃばら折りにします。
24cm × 24cm の花にする紙を使います。折り幅は1.5cmほどがいいです。幅が小さいほうが完成して広げたときキレイに見えますが、細かすぎると大変ですので。

②半分に折る。
上がしっかり合うようにしたほうが後で作りやすくなります。

③真ん中に両面テープを貼る。
紙の折り目に合わせて両面テープを付けて折りくっつける。ここは広げたときの見栄えに影響するのでなるべく慎重に貼り付けます。


キレイな扇子のような形になれば完璧です。
④厚めの紙に両面テープを付ける。
白の画用紙を貼った色画用紙の裏に、画像のようにして5cmほどの両面テープを付ける。
だいたいでいいので、先程じゃばら折りにした紙の中心になるくらいの位置で貼り付けます。

⑤作った花の部品を貼り付ける。
じゃばら折りにした紙の下側2cmくらいを、先程貼り付けた両面テープに、曲がらないようまっすぐくっつける。
浅すぎると、遊んでる内に花がすっぽ抜けてしまうおそれがあるので、2cmくらいがいいです。
逆に深すぎると花が小さくなってしまいます。ほどほどに。

⑥隣にもう一つ両面テープをつける。
じゃばら折りにした紙をくっつけた隣に、画像のような位置で両面テープをつける。

⑦両面テープを取り、巻き付けていく。
じゃばら折りにした紙をきつく、包み込むように巻きます。
少し硬いですが、きつめに、なるべく折りすじが曲がらないように折ったほうが遊びやすくなります。
終りの部分にも、両面テープをつけて巻き付けを固定します。

⑧ひっぱる部分を作る。
準備段階で切った、ひっぱる部分の色画用紙を、画像のように1.5cm~2cmほど切り落とす。小さい方は使いません。

⑨持ち手に巻く。
短い方の片方の端っこに両面テープを貼り付け、先程きつく巻いて作った持ち手の周りに、今度はゆるめに巻き付けていきます。
スライドして動かす大事な部分になりますので、巻き付けて固定したあとでも、上下に動かしやすいよう気持ちゆるめに巻き付けてください。

➉花にクラフトテープを貼る。
じゃばら折りの両端がVの字になる面を上にし、画像のように5cmほどのクラフトテープを花の両端に上半分出して貼り付けます。

⑪ひっぱる部分と固定する。
ゆるく巻き付けたひっぱる部分を、じゃばら折りの花がしっかり隠れる位置まで上に動かし、画像の左側のように飛び出したクラフトテープ2つを外に折り曲げ、ひっぱる部分に固定します。
そしてクラフトテープを貼った部分は、かなり力のかかる位置になるため、画像の右側のようにぐるぐる巻いて、遊んでいる内に外れないようしっかり固定します。

⑪ストッパーを取り付ける。
最後に、ひっぱる部分を下げすぎると、花がヨレて崩れてしまうので、厚みのあるビニールテープなどを巻いてストッパーにします。
花の開きがベストの位置を見つけたら、画像のようにひっぱる部分を巻き込まないよう、持ち手の方に厚手のテープを巻き付け、ストッパーにします。

⑪完成!
染めた紙ばかりで白は初めて作りましたが、ツツジの花のようで結構いいですね。
ひっぱる部分を上下にスライドすると、それだけで閉じたり開いたりしてくれるはずです。
持ち手やひっぱる部分、花の色を変えたりしていろいろ遊んでみてください。

注意点
事前準備ののりはしっかり塗ること。巻いてる途中で剥がれてきたり、そのせいで紙がズレたりします
じゃばら折りはなるべく正確に。折り紙に慣れてる女の子は「リボンを作って」というと、すぐわかってくれました
折り目がキレイでないと、スライドしても上手く花が戻らないことがあり、あまりにもな子は作ってあげてもいいかと思います
両面テープのはみ出しは厳禁。スライドしたときにひっかかって動きが悪くなります
作り方⑦で紙を巻くとき、両面テープと花の紙をしっかり押して固定させる。しっかり付いてないと、作ってる途中や遊んでるときに花が取れます
取れたら巻き直し、もしくは一から作り直しです💧
ゆるく巻き過ぎはダメゆるすぎると、ストッパーが機能しなくなります